白髪染めのこと

白髪を染める方法についてのまとめ

色々な白髪染めと白髪を染めるかどうかの選択肢について

f:id:siragasomenokoto827:20160921000233p:plain

白髪を目立たせなくするために、多くの人がやることが白髪染め。
ただ、この白髪染め、髪の毛を傷めてしまうことで有名です。染めた直後は、染料で白髪が隠れているので、白髪が目立つことはなくなりますが、時間が経てば、再び白髪が見えてしまいます。

そして、それを繰り返していると、だんだん髪の毛がパサついてきたり、細くなったりとダメージが気になり始めます。そうなってしまうと、できることがなくなるので、悩みが大きくなるばかり。髪を染める習慣をつける前に、その後のことについて考えておくことも必要なのかもしれません。

白髪染めのリスクとその理由

白髪染めにリスクがあるとは言っても、その種類は色々あります。一番危険と言われているのは、ドラッグストアなどに売っている2剤式の白髪染めです。実際に使えば、そのダメージの大きさは実感するところではないでしょうか。自宅で簡単に白髪染めができるような時代ですが、白髪のケアまではなかなか上手くできないのが現状です。

2剤式の白髪染めを使ってから、髪の毛を乾かしてみると、髪の毛の潤いが抜けているような印象を受けてしまいます。ドライヤーで乾かすときも、髪の毛が弱々しくなった感じがして失敗。そんな風に感じる理由は、白髪染めの染料が強力だからです。

具体的には、メラニン色素を脱色して、染めたい色(ブラックやブラウンなど)を髪の毛に入れていくということになります。この脱色剤が危険で過酸化水素と言われているものです。消毒液や漂白剤などにも使われているもの。もちろん、白髪染めに配合されているものは、安全に使えるように調整されてはいますが、髪のダメージにまで配慮されているとは言えないと思います。

市販で売られている2剤式の白髪染めは、しっかりと色が入ります。なので、手っ取り早いという点でいうならばNo1。ついつい、1回くらいならいっか…ということで使ってしまい、それが続く…ということにもなりかねません。

美容院でも、同じ2剤式の白髪染めを使っているところが多いですが、絶妙な技術で髪へのダメージをカバーしてくれたりするので、同じ2剤式の白髪染めでも、美容院で染めてもらうほうが良いのかもしれません。

美容院を使いこなしてキレイな髪を維持

白髪を染めるならば、美容院の方が良いのでは…なんて言ったものの、美容院ならどこでもいいというわけではないと思います。その理由は、多くの美容院でいまだに2剤式の白髪染めを使っているところが多いからです。もちろん、美容師さんは髪を切る・染めることについてはプロですが、髪の毛に刺激の強い薬剤をつけることに変わりはありません。

なので、使う薬剤にもこだわっている美容院を利用するのが良いのではないかと思います。ただ、白髪を染めてくれるサービスを提供している美容院もありますが、施術をする前に相談に乗ってくれる美容院もあります。近所にあればという条件付きではありますが、そのような美容院を選んで白髪を染めたほうが安心です。

また、白髪染めはどうしても時間が経つことによって色が落ちてくるもの。リタッチを安くしてくれたり、ダメージを避けるためにヘッドスパがセットになっている美容院だったり…。探してみると案外お手頃サービスを提供しているお店は多いです。

白髪というのは、伸びてきた部分が目立つのが心配…。せっかく美容院で染めても時間が経つと、白髪が見えてせっかく染めたのが台無しになってしまいがち。そういうデメリットがあるので、セルフカラーを選択する人も多いと思うのですが、定期的にリーズナブルに通える美容院があれば、本来受けるはずだった白髪へのダメージも避けることができるようになります。



白髪よりも気にすべきこと|グレーヘアも素敵かも

白髪に悩む人がたくさんいると言われている昨今、その白髪を染めるためのアイテムもたくさん見つけることができるようになりました。ただ、どれも万能製品と言えるわけではなく、一長一短あるのが特徴。自分に合ったアイテムを選ぶ必要がありますし、大小はあれど髪へのダメージは覚悟しなければいけない状況です。

そもそも、なぜ白髪が気になるのか…。
白髪があることで病気になりやすいわけでもなく、健康を害するわけでもありません。にもかかわらず、嫌がる理由は世間体ではないかと思います。「若白髪」という症状を除けば、白髪が出てくるのは、ある程度年齢を重ねてから。

個人差はありますが、30代・40代で白髪が出てきて悩むという人が多いと言われています。つまり、白髪=老いてきたというイメージが定着していると言えるわけです。なので、それを隠したい。そんな理由で白髪を染める習慣が出てきたのではないでしょうか。

とは言え、白髪を染めることが必ずしも正しいとは限りません。前途のように、ノーダメージで白髪を染めるのは難しいからです。そう言ったこともあって、最近ではグレーヘアーを楽しんでいる人も増えていると言います。考えてみると、黒い髪から白髪になるというのは日本人の話。欧米の人の中には、金髪やアッシュなど元々の髪の毛が黒ではない人もいるわけで…。

白い髪(黒色ではない髪)が老いているというわけではありません。白髪=老いたというのは勝手に作られたイメージのようなものです。そんなイメージに振り回されて、悩みを大きくするのは意味がありません。白髪の量にもよりますが、白髪を無理に染めて髪を傷めるよりも、グレーヘアーに挑戦してみるのも良いのかもしれません。

ケアのことを考えることなく白髪を染め続けていると、髪が傷むだけではなく、やがて抜け毛や薄毛につながる可能性もあります。それならば、白髪があってもキレイな髪を目指すという選択肢の方が良いのかも。もちろん、個人の好みになりますが、グレーヘアーを選択する人も増えるのではないか…なんて思っています。


白髪染めとしてのヘナ|染まり具合も多種多様

白髪染めにも色々あって、その中でも髪にダメージを与えにくいものは特に人気が高いように感じます。代表的なものでいうならばヘナです。人によっては合わなかったり、染まり具合が気に入らないという人もいるのですが、一口にヘナといっても色々な商品があるので、諦めるのは早いのかも。

粉末状で売られていて、それを溶かして使うので、多少面倒ではありますが、自分の理想のヘナ白髪染めを見つけることができたら、もうほかの白髪染めは使えないというほどお気に入りになるかも。

一般的な白髪染めには、ブラックやブラウンなど色の違いがあります。一方、ヘナ白髪染めは「ヘナであること!!」が全面にアピールされて、肝心の色については、あまり気にされない傾向があるような気がします。ただ、ヘナ白髪染めを製造する方からすれば、その配合比率には気を遣っているようで…。それに加えて、よく染まるように日々研究開発が行われているようです。

日本産のヘナで安心白髪染め

ヘナと言えば、外国産というイメージが強いですが、日本で製造されているものもあります。それが沖縄…琉球ヘナを使った白髪染めです。白髪色良授という商品。ヘナと一言で言っても、使うものによって染まる色に違いがあるとのこと。

前途の琉球ヘナでいうならば、オレンジっぽい色に染まってしまうそうです。そのため、商品化するために琉球藍を混ぜて、白髪染めとして良い色に染まるように研究が進められていたようです。白髪染めとして使う場合、ヘナから粉末状に加工するわけですが、この段階で蒸すという工程を入れることによって、色素の元を高濃度で残すことができたのだとか…。

日本で製造されているということも何となく安心できるポイント。そして防腐剤を使っていないのもいいです♪
ただ、防腐剤不使用なので冷凍されて届けられるのだとか。何もかもが変わった白髪染めと言えますが、今までにヘナ白髪染めをやってみて「いまいち」という印象を持っている人でも、再度挑戦してみる価値があるのかもしれません。