白髪染めのこと

白髪を染める方法についてのまとめ

髪へのダメージが少ない白髪染めの条件

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白髪染めという言葉の響きが嫌いな人って結構多いんじゃないかと思います。それは、白髪が出てきたら行うものであり、若さを失っているというイメージに結びつくからではないでしょうか。

そして、白髪を染める=髪に何らかのダメージを与えるというイメージも定着していると思います。髪の毛は黒だったり、ブラウンなんだけど、明らかに髪の毛が傷んでる人って結構みかけますよね。(そして、生え際だけ白髪が見えている…みたいな)

そんな要因も相まって、白髪染め=おばさんがするものというイメージにつながっているのだと思います。ただ、昨今の白髪染めを見てみると、髪へのダメージに配慮された商品がたくさん出てきています。「髪に優しい」とか「キレイに染め上げます!!」とか、そんな抽象的なことは、どの白髪染めでも謳われていることなので、本当に髪に良い白髪染めを見つける手助けにはなりません。白髪染めのダメージを判断する材料…それはやっぱり「何が使われているか」ということなんです。

髪へのダメージ=薬剤で判断

何分放置するとか、どのくらいの日数を空けるとか…白髪染めの活用方法は色々ありますが、やっぱり大切なのは薬剤。結局のところ、白髪染めなんて薬剤を髪の毛に付けるだけ。後は、塗布した薬剤が勝手に作用するようにできているわけです。そんな白髪染めの薬剤ですが、白髪染めの種類によって使われている薬剤も異なります。

1つは一般的な白髪染めの薬剤。酸化染料とアルカリ剤+酸化剤によって構成されています。ボトルをプッシュすると、2種類の薬剤が混ざった状態で出てくる白髪染めってありますよね。これは、アルカリ剤によって髪のキューティクルを分解して、髪を染まりやすくする特徴があります。

キューティクルは、髪質を保つのに重要な役割を果たしますが、それを分解するということは、髪の健康にはプラスにならないということです。白髪染めが髪に良くないと言われる所以はここにあります。なので、決してオススメ…とは言えません。

髪へのダメージが少ない染料

「白髪染め=髪へのダメージ大」というイメージが先行する中で、期待されているのがHC染料や塩基性染料です。これらは、最近人気が出ているカラートリートメントにも使われており、キューティクルを破壊することなく、白髪を染めることができると言われています。

なので、白髪を染めることによって髪のトラブルが起こる可能性も低くなるというわけで、安心して使うことができるわけです。ただ、デメリットもあって、色持ちがあまり良くありません。なので、白髪を頻繁に染めなければならなくなるのがちょっと面倒。この辺りのことについては、髪のダメージを取るか、染める回数を優先するかで決めると良いと思います。

ただ、最近の傾向では、髪へのダメージが少ないことを優先する傾向が強いような気がします。クチナシやヘナを始めとする植物性の染料が使われた白髪染めが増えていますし、「良く染まる」というよりも「ダメージが少ない」と謳われた白髪染めの方が人気があるような…。いずれにしても、使う白髪染めによって、染まり方や活用方法は変わってくるので、しっかりと把握して自分好みの白髪染めを見つけることが大切です。